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防蟻処理って何をするの?古い家のリノベ前に知っておきたいシロアリ対策の基礎知識

  • 4 時間前
  • 読了時間: 4分

床を捲ってみたら気になるのが「床下の状態」。古い家のリノベーションでよく出てくる防蟻処理について、わかりやすくまとめました。



リノベーションのご相談をいただいたとき、特に築年数の古いお家で必ず確認させていただくのが床下の状態です。長年の湿気や経年劣化によって、目に見えないところでシロアリ被害が進んでいることも少なくありません。

今回は、「防蟻処理って結局何をしているの?」という疑問に、できるだけわかりやすくお答えしていきます。



防蟻処理とは

防蟻処理とは、シロアリの侵入や被害を防ぐために、薬剤を使って木材や床下の土壌を処理する工事のことです。

リノベーションで床を解体したタイミングは、床下の状態を直接確認できる貴重な機会でもあるので、このときに合わせて防蟻処理を行うケースがよくあります。

シロアリは湿気の多い場所を好み、土台や柱など家の構造を支える木材を食べてしまいます。

被害が進むと家の耐久性に直結するため、見えない部分だからこそしっかり手を入れておきたい工事のひとつです。



防蟻処理の主な工法

防蟻処理には、いくつかの工法があります。

ひとつはバリア工法で、床下の木材や土壌に薬剤を散布・注入する方法です。

古くから採用されている工法で、コストを抑えやすいのが特徴です。


もうひとつはベイト工法で、薬剤を含んだ餌(ベイト剤)を設置し、シロアリの巣ごと駆除する方法です。薬剤のにおいが少なく、即効性よりも巣全体への効果を重視した工法です。


近年ではこのほかに、床下の土壌表面を樹脂で固める工法もあります。防蟻効果に加えて防湿効果も期待できる方法で、湿気が気になる住宅に向いています。

ただし、その分手間がかかるため、費用はバリア工法よりも高くなる傾向があります。

どの工法が適しているかは、住宅の構造や被害の有無によって変わりますので、現地調査でしっかり確認することが大切です。


防蟻処理の工法比較インフォグラフィック。バリア工法とベイト工法、それぞれの仕組みを示したイラスト図解

防蟻処理の費用相場

防蟻処理の費用相場は、一般的な戸建住宅(30坪前後)でおおよそ20万円〜30万円程度が目安です。ただし、処理する面積や被害の有無、選ぶ工法によって金額は変動します。


また、すでにシロアリ被害が出ている場合は、駆除費用に加えて補修工事が必要になることもあります。床下にコンクリートで囲われた箇所がある場合や、被害が居住スペースまで広がっている場合は追加費用が発生するケースもあるため、見積もりの際にどこまでの範囲が含まれているかを確認しておくと安心です。



どれくらいの頻度で必要?

防蟻処理の効果は永久ではなく、薬剤の種類によっておおむね5年から10年程度で効果が薄れていくと言われています。

新築時やリノベーション時に処理をしても、その後は定期的な点検と再施工が必要になります。

築年数の古い家をリノベーションする場合、過去に防蟻処理がされているかどうかが不明なケースも多いです。

床を解体するタイミングは、その状態を確認できる数少ない機会でもあるので、ぜひこの機会にしっかりチェックしておきたいポイントです。



リノベーション時に防蟻処理をするメリット

リノベーションのタイミングで防蟻処理を行う一番のメリットは、床や壁を解体している状態だからこそ、床下や構造部分を直接目視で確認できることです。

通常であれば床下点検口からの確認になりますが、解体中であれば隅々まで状態を把握したうえで、必要な箇所にしっかり薬剤を行き渡らせることができます。

「せっかく床を開けるなら、このタイミングで」という考え方は、長く安心して住み続けるための投資としてとても理にかなっています。


リノベーション中の床解体現場で、床下の土台を確認しながら防蟻処理を行っている様子

まとめ

防蟻処理は、家の耐久性を守るうえで欠かせない工事ですが、普段は目に見えない部分のため、つい後回しにされがちな項目でもあります。

築年数の古いお家をリノベーションされる際は、ぜひ防蟻処理についても合わせてご相談ください。


見えない部分まで丁寧に手を入れることで、安心して長く暮らせる住まいになります。

気になる点がありましたら、現地調査の際にお気軽にお尋ねくださいね。


なお、シロアリや害虫の駆除・予防に関する内容は専門業者による調査が必要です。

この記事は一般的な工法・費用相場のご紹介を目的としています。


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